齋藤 孝 著
祥伝社新書
定価:本体780円+税
経営者お勧め度:⭐️⭐️⭐️
目鱗度:⭐️
コスパ度:⭐️⭐️
佐藤一斎は、我が故郷岐阜県は岩村藩出身の幕末の儒学者。江戸の上ってからは最終的に幕府の最高学府「昌平黌(しょうへいこう)」の学長を務めました。幕府側の人間でありながら、西郷隆盛をはじめとした維新政府側にも数多くの信奉者を有しており、多くの明治維新の志士は、佐藤一斎の薫陶を得ていると言えます。人間としてのあるべき姿を追求した「言志四録」は、現在でも多くの経営者の支持を得ており、日本のドラッガーといったところでしょうか。実は当職の座右の銘も佐藤一斎の名言です。「一灯を提げて暗夜をゆく。暗夜を憂うなかれ。ただ一灯を頼め」この名言に助けられて、これまでやってきましたが、全てのプロフェッショナルに通じている真実だと思います。